番号 : | 113485 |
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分類 : | [世界貨幣 world currency][ヨーロッパ貨幣 European currency][オランダ NETHERLANDS] |
オークション会社 : | オークション•ワールド |
落札価格 : | 3,767,200 JPY 3,400,000 (手数料、消費税を除く) |
競売日 : | 2018-01-21 |
説明 : | Dav-333 Sch-239(RRR) KM-49(PF60 $35000) ナポレオン戦争後のウィーン会議にて1814年11月に現ベルギー,ルクセンブルクを含む全ネーデルラント地域は新王国を建設し、後にウィレム1世が初代の王となる。しかし、1831年に七月革命の影響でベルギーが分離独立することになる。この地域は中世より複雑な貨幣制度を採用していたが、王国の発展と共に1817年に100セント=1グルデンの十進法を採用し現在に至っている。今回登場した3グルデン”1817年”銘は、ダベントポート,クラウス,ミシュラ―共々、通常発行貨の初年号の位置付けとしているが、このコインはプルーフが僅か12枚しか製造されておらず、シュルマンの指摘のように多分に試作貨あるいは新制度の見本貨として各種意見の調整用に製造されたと考えるのが自然であろう。事実、他の3グルデンも未使用品は大変な珍品だが、この年号のコインは製作面も新国王の了承を得とするかのように見事なプルーフ貨となっている。因みに他の額面で1817年銘は、1セント銅貨と25セント銀貨のみで共に数点にしか知られておらず、他の額面の登場は1818年以降となる。12枚の内で現存しているのは半数もないのではとも思えるが、いずれにして最も稀少なオランダ大型銀貨である事に間違いはない。ⓇⓇⓇ PCGS-PR UNC Detadils“Cleaning“ |