番号 : | 126871 |
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分類 : | [日本貨幣 Japanese currency][近代貨幣][大型50銭黄銅貨 JNDA01-18] |
オークション会社 : | オークション•ワールド |
落札価格 : | 2,216,000 JPY 2,000,000 (手数料、消費税を除く) |
競売日 : | 2019-04-20 |
説明 : | JNDA01-18 KM-Y67 光線入り。本品は、戦後の混乱期に、戦時物資として残っていた薬莢を使って造られたとされる大型50銭黄銅貨のうち、未発行に終わったとも伝えられる「昭和22年銘」の極印を使いアルミニウム円形でもって打たれた品である。重量がほぼ1グラムであることから、前年まで製造されていた稲10銭アルミニウム貨用の残りの円形を作って造られたものだろうと推測され、また、極印の空打が原因とみられる「光線入り」になった使用途中の極印を使って打たれていることもあり、これらの事柄から、本品はかなり緊急的な製造だったことが覗える。そのため、研究者によると、本品は原料金属を黄銅からアルミニウムに変更する旨をGHQに陳情する目的で造られたものだろうと推測できる、ということである。スラブ表記には“Mint Error“とあるが、エラーよりはむしろ素材の試し打ちの可能性が高いと考えられる。いずれにせよ色々な意味で興味深く稀有な一品であると言えよう(『収集』2017年9月号・2018年8月号掲載現品)。 PCGS-MS62 |