Lot 1272 

PCGS-AU55 ETHIOPIA Empire エチオピア帝国 Pattern Werk(1/8Birr in Gold) EE1917(1925)推定 EF

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≈ USD 1,920 ≈ CNY 14,040 ≈ EUR 1,860
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説明 PCGS-AU55 ETHIOPIA Empire エチオピア帝国 Pattern Werk(1/8Birr in Gold) EE1917(1925)推定 EF

Fr-25 KM-X3.1 Gill-Y21 女帝ザウディトゥ/ユダのライオン アジス・アベバ 分裂した古王国を統一し周辺地域を統合し現在に近い版図のエチオピアを築いたのは,1889年に皇帝に即位したソロモンとシバの女王の末裔を自認したメネリウス2世だった。彼はエチオピアの近代化に寄与したものの,三度結婚した皇后との間に子はできなかった。庶子の内,3人を自分の後継者と認めたものの息子は夭折し,1913年に死亡した時,即位したのはザウディトゥの姉の息子リジ・イヤス(イヤス5世)だった。しかし彼の父はイスラム教徒で彼も又,その疑いをかけられ1916年クーデターにより廃位させられ,第2皇女のザィディトゥが遠縁のラス・タフィリ・マコンネン(後のハイレ・セラシエ1世)を摂政兼皇太子として即位した。彼女は1928年には政治の表舞台から身を引き,1930年に他界した。20世紀初頭のエチオピアでは未だ貨幣経済は発達せず,メネリク2世時代のコインが流通していたので,イヤス5世とザイディトゥ時代に発行された流通貨幣は存在しない。しかしザイディトゥのコインとしては今回出品された肖像デザインのコインが4種(1,2,4,8Werk)存在している。メネリク2世のコインと同タイプの為,おそらく銀貨の1/8,1/4,1/2,1Birrの試作貨と考えられる。銀貨としては1/2Birrのみが知られるが,残りは全て金打ちで殆どが額面と年号部分が製造時に削除されている。おそらく銀貨を意識して製造された極印を贈呈用金打貨へと流用した為と考えられる。現存は10~20点と考えられる。現在日本以上の1億3200万人の人口を擁するエチオピアは既にして大国だが更なる人口増と経済発展が見込まれる将来超有望なクラシック・レア ⓇⓇ
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